Cabファイル作成方法

一発日本語化cabや自己署名環境構築cabの作成のために調べたCabファイル作成方法を覚え書き。
これで実行ファイル、レジストリ、ショートカット作成などが楽にできます。

まずは作業に必要なツールを入手。おおまかな手順は材料ファイルの準備とインストールcab作成の2ステップ。


<Cabファイル作成ツール入手>
作業に必要となるmakecab.exe、Cabwiz.exe、cabwiz.ddfの3ファイルを入手する。
1.makecab.exeは母艦WinXPの「\WINDOWS\system32」に元々あったのでこれをコピーして使用。
2.Cabwiz.exe、cabwiz.ddfはいくつか入手先はありますがxdaにあったQuickCab 1.0.zipから使用。
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=2363259
http://forum.xda-developers.com/attachment.php?attachmentid=95877&d=1214596000

なお、入手先にはテーマライトver.1.00など他にもいくつかありますが、同梱のcabwiz.exeはver3.7.0.3083で/postxmlオプション

が使えず日本語対応してないので没。QuickCab 1.0.zip同梱のcabwiz.exeはver4.0.4332.0で/postxmlオプション使用可。


<Step1:材料ファイル準備>
1.作業用フォルダーを作成(D:\CreateCabなど)。
2.Cabにする材料ファイルを"D:\CreateCab"にコピー。
3.セットアップ用のxxx.infを作成。日本語を使用する場合はpostxmlオプションで使用するpost.xmlを作成。
※本当はここが一番面倒なところだがinf作成方法は長くなるので詳細は下記の参考サイトで確認。


<Step2:インストールCab作成>
4."D:\CreateCab"に、Step1で準備した材料ファイルがすべて揃っていることを確認。
5."D:\CreateCab"に、作成用ファイルのmakecab.exe、Cabwiz.exe、cabwiz.ddfの3個をコピー。
6.コマンドプロンプト(cmd.exe)を起動して次のコマンドを入力。
まずは次のコマンドで材料ファイル等を保存したディレクトリ"D:\CreateCab"へ移動する。

cd /d D:\CreateCab
D:\CreateCab>

続いて次のコマンドでcabwizをpostxmlオプション付で実行する。

cabwiz xxx.inf /postxml post.xml

これで”D:\CreateCab”内にzzz.cab(xxx.infで指定した名前)が作成されていれば完成。


(参考)
http://aimakidechi.hp.infoseek.co.jp/jasjar/0210_maiking_cabfiles/maiking_cabfiles_001.html


なお、infだけでなくxmlでもセットアップファイルを作成できるようなので、今後少しずつ勉強してみることにしよう。xmlは他にもいろんなところで役に立ちそうなので。