デュアルブート設定方法

うちのPCは既にCドライブにVistaがインストールされている環境でしたので、新しいHDDを増設してそこへXPをインストールしてデュアルブート環境を構築してみました。
将来の環境再構築時のために手順を覚書。

(1)まずはXPをインストール。しかし再起動するとVistaが立ち上がらなくなってしまいました。調べてみるとXPのセットアッププログラムがMBR(マスター・ブート・レコード)を上書きしてしまいXPの起動プロセスに戻してしまってこうなるようです。起動OS選択画面も出ずXPのシングルブートになってしまってます。
(2)ということでVistaのインストールディスクを入れて再起動し、コンピュータを回復するを選択してシステム回復オプション画面のスタートアップ修復を実行。そして再び再起動すると今度は起動OS選択画面が復活してますがXPを選択しても起動しません。。。たしかntldrが見つかりませんとかでていたはず。
(3)そこでXPインストールドライブのルートからbootfont.bin、boot.ini、ntdetect.com、ntldrの4つをVistaのインストールドライブのルートにコピー。
(4)続いてVistaのインストールされているドライブの\Windows\System32内の「bcdedit」を使ってBCD(ブート構成データ)を再構築するため、コマンドプロンプトで下記コマンドを実行。

・OS選択画面へXPを追加
  C:\Windows\system32>bcdedit /set {ntldr} device partition=c:
・デフォルトをXPに変更
  C:\Windows\System32>bcdedit /default {ntldr}
タイムアウト時間の変更(10秒へ変更)
  C:\Windows\System32>bcdedit /timeout 10
・OS選択画面の表示順の変更
  C:\Windows\System32>bcdedit /displayorder {ntldr} /addfirst
・OS選択画面の表示名称の変更("以前のバージョンの Windows"を"Microsoft Windows XP Professional"へ変更)
  C:\Windows\system32>bcdedit /set {ntldr} description "Microsoft Windows XP Professional"


これで再起動するとようやく本来のブートメニューが出てきて両OSから選択できるようになる。


下記サイトでデュアルブートのしくみとトラブル対処方法がわかりやすくまとめられておりとても参考になったので覚書。
(参考)VistaとXP・デュアルブート